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未来の景色を変えていくために。

ビジネスを通じた社会価値創出へ

JINSのサステナビリティ推進担当役員の田中亮です。JINSとしてのサステナビリティビジョンである「アイウエアを通じて、未来の景色を変えていく。」の実現に向けて、リーダーシップをとり進めてまいります。

気候変動などの環境問題、DE&Iやヘルスケアなどの社会課題は、一筋縄で解決できるものではありませんが、JINSとして真摯に向き合い、既存の枠組みにとらわれず、ビジョンと計画を持ち、確実に取り組んでいきます。

そして、それらをJINSの中心事業であるアイウエアを起点としたプロダクトやサービス作りを通じて行っていくことが重要であると認識していますので、JINSだからこそできる事業との両輪として、サステナビリティ推進への挑戦を続けていきたいと考えています。

中長期目標とコーポレートガバナンス

JINSでは現在、SDGs(持続可能な開発目標)の達成年である2030年に向けて、2030目標の設定、サステナビリティ推進体制の強化を行っています。2030目標設定に合わせて推進活動におけるロードマップ策定や、社会の大きな変化に対応するために、緊急時や災害時におけるBCP(事業継続計画)も進めています。

JINSでは、「アイウエアを通して、未来の景色を変えていく。」というサステナビリティビジョンを定めています。創業時から業界の「あたらしい、あたりまえ」に挑んできたJINSとして、アイウエアを通して社会の先を見つめ、これからも常識を覆しながら絶えず行動を続けていく姿勢を、あらゆるステークホルダーの皆様と共有し、実現に向けてともに歩みを進めていくためです。

また、組織が正しい方向へ向かうためのコーポレートガバナンスも重要視しており、「企業の持続的な成長・発展を目指して、より健全かつ効率的な優れた経営が行われるよう、業務執行を適切に監督する仕組み」としてコーポレートガバナンスを定め、あらゆるステークホルダーの信頼を高め企業価値の向上を追求することを目的として、経営体制を強化しその監視機能を充実させるための諸施策を推進していきます。

マテリアリティの特定

JINSでは、サステナビリティのマテリアリティとして「環境への配慮」「健全なガバナンス」「安心の製品とサービス」「人的資本の最大化と人権の尊重」「ヘルスケア・イノベーション」「社会への貢献」の6分野を特定しており、今後注力して戦略的に進めていきます。

これらのマテリアリティは、ESG(環境・社会・企業統治)やSDGsなどのグローバルイシューを中心に様々な社会課題を洗い出し、JINSおよびステークホルダーや社会全体にとっての重要性を考慮して策定しました。

たとえばマテリアリティの「環境への配慮」では、環境負荷を減らすために、資源循環型社会の実現に向けて、サステナブル素材を使用したアイウエアの製造を進めています。
また、アイウエアと関連の深い「ヘルスケア・イノベーション」の領域では、目を守るための光の研究とその啓蒙啓発活動や、視力だけでなく、体の姿勢や心の健康までをケアするセンシングデバイスの製造。そして、近視を矯正するだけでなく先手を打って「予防する」医療機器の開発など、アイウエアを起点にヘルスケア領域での様々なイノベーションづくりに挑戦していきたいと考えています。
さらに「人的資本の最大化と人権の尊重」の領域では従業員のDE&Iを進めるため、国籍・人種・民族・社会的身分・宗教・信条・年齢・性別・性自認・性的指向・心身の障害・家族・キャリア・経験・働き方など、個人があたりまえに持つ違いに関わらず、JINSで働く多様な人材が生き生きと働くことのできる環境づくりを進めています。ひとりひとりがその能力や特性を最大限に活かすことで、更なるイノベーションや価値創造につなげていきます。

ステークホルダーの皆様との関わり

JINSは、ステークホルダーの皆様に提供できる価値を最大化すべく、事業に取り組んでいます。そのために、皆様からのご期待やご意見にしっかりと耳を傾け、JINSが環境・社会に及ぼす影響をともに考えさせていただき、歩みを進めていくことが重要であると認識しています。また、経営戦略と社会的要請の方向性を合わせた事業そのもので、あらゆるステークホルダーの皆様に貢献し、信頼関係と協働関係を構築していきます。

今後も「あたらしい、あたりまえ」に挑み、JINSの価値を社会に示せるよう、ステークホルダーの皆様との関わりをより深め、新たな価値の共創を目指すとともに、持続可能で豊かな社会の実現に向けて、たゆまぬ努力を重ねていきます。

取締役副社長
サステナビリティ推進担当役員
田中亮