今、僕が思う事

「危機」を「危険」から「機会」へ

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2020.05.07

世界はコロナウィルスにより100年に一度と言われるような危機的状況であり、緊急事態宣言が延長された日本も大いに経済的なピンチを迎えています。

私たちにとってもそれは例外ではなく、JINSの大半の店舗は休業を余儀なくされており、事業への影響は小さくはありません 。むしろ大きな影響を受けています。

この現実からどう、未来に向けて立ち上がるか。

「危機」という漢字は「危険」と「機会」の両方を意味しています。
何とかこれを「機会」にしたいと必死に知恵を絞っています。

この緊張感は身に覚えがあります。

2009年、いまの形のJINSを生みだす際も「この勝負にすべてがかかっている」そういう感覚でした。フルスイングする覚悟も生まれた時です。

しかし今回のコロナ禍は、それ以上に大きく長く、生半可なものではありません。製造小売業である私たちに対して様々なことを投げかけてきます。メガネというコモディティを店舗というリアルな場で提供することについて改めて考えさせられています。

この災いを前にして、生産性向上を旗印としたうわべだけのDX(デジタルトランスフォーメーション)ではなく、会社の根底にある価値観やそこで働く人たちの働き方すべてに至るまでを変革するCX(コーポレートトランスフォーメーション)のレベルで変えなければいけないと覚悟を決めました。

こうした逆風下だからこそ、次の時代を創っていくという意志が必要です。
メガネという一見普遍的に見えるものでも、時代によって大きく変わっていくべきです。
この緊急事態宣言中も、未来に向けて頭の中はフル回転しています。
日本国内のみならず、グローバルレベルで最適なリスク分散をするにはどうすればよいか。
これからもウィルスに限らず、地震・噴火・台風等の自然災害の多発など大きな試練が待ち構えている可能性があります。サプライチェーン継続の仕組み、生産、倉庫、物流、店舗とEC、本社機能、など、スタッフの安全確保、BCPの観点からもあらゆるリスクに備えて分散化が必要です。もし分散化によってコストが増すとしても、これは私たちがこれからも事業を続けるうえで大切な必要経費だと考えます。

そして、我々はこれから、なにを続けて、なにを止めて、なにを始めるのか、

コモディティ化している、メガネを、ビジネスを、どう継続させるのか。
その仕事は、その事業は、続ける意義があるのかどうか。
リスクに備えて守るだけでなく、進化させ、革新させ、新しい価値を生み出すにはどうしたら良いのか。
あらゆることを決めなければなりません。

我々の存在価値を改めて問う。
そんな想いを抱きながら、ここからはメンバー全員が一丸となり立ち向かう必要があります。それはコロナ禍に対する闘いといったものではありません。
「もう一度、JINSを創造し、つくりなおす」という自分たちの未来に向けた闘いなのです。

※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。