JINS PARK

CEOメッセージ

満足しない限り、
景色は変えられる。

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行は、私たちの事業にも大きな影響を与えました。しかし、私たちはむしろこれを好機と捉え、JINSのビジネスモデルや企業体質に変化の波を起こしたい。そう、考えています。

まず、有事の際にも滞りなくサービスを提供するための「BCP(事業継続計画)」の策定とそれに対応するバリューチェーンを再構築し、体制を整えること。次に、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」をさらに推し進め、より快適なお買い物体験を生み出すこと。そして、異業種からの参入も含めての他を圧倒するような、新しいビジネスモデルを早急に確立すること。最後に、新たに制定したサスティナビリティ・ビジョンを指針に、事業活動を通して社会の課題解決を進めていくこと。これらをすべて叶えていくためには、ここで働く一人ひとりの自立した意志が重要となりますし、大きな意識変革が求められます。このたびの執行役員の増員も、まさに、そのゴールを目指してのことなのです。

JINSが福岡天神に1号店を出してから、今年で20年。その節目の年を迎えるにあたり、私たちはますます新鮮で、驚きを有した存在でありたいと思います。変化を恐れず、縮こまらず、決して挑戦をやめないこと。個々が能動的になり、縦横無尽につながり合う組織へと脱皮すること。「Magnify Life(マグニファイ・ライフ)」というビジョンが、この世界にもっと広がっていくために。これからのJINSに、ますますご期待ください。

代表取締役CEO 田中 仁

今、僕が思うこと

覚悟をもって生産性を上げる

2023年03月02日

以前から計画していたオフィス移転が近づいてきました。
飯田橋駅至近の30階建てインテリジェントビル最上階から、取り壊し期限が決まっている神田錦町の古いビルへの移転です。面積も半分にします。大企業病を脱するため、随所に工夫を凝らし、想いを込めた移転です。アートを取り入れ、サウナを設け、働き方も徹底的に新しくします。これは、場所の変更が目的ではありません。コストダウンも主目的ではありません。アートやサウナも目的ではありません。ジンズという会社のあり方を再度問い直し、もう一度クリエイティビティを取り戻すという強い意志を込めた移転なのです。

しかし、外側を変えるだけでは本質は変わらないようです。私はいま、強い危機感を持っています。
やはり、本当に変わるには、「意識が変わり、行動が変わり、習慣が変わる」ということなのでしょう。そう感じた私は先日、社内でかなりはっきりとした、厳しいメッセージを発しました。
「皆さんの仕事は、3年前、いや5年前と比べてもクリエイティブになったと言えるでしょうか。自問してみてください」と。

私たちはたった1社だけで世の中にアイウエアを提供しているわけではありません。お客様に良い商品、良いサービス、良い体験を提供する競争の世界にいるのです。生産性が高い組織が勝ち、低い組織が負けるのです。それは避けられない現実です。そうであるならば、一緒に闘い、進化しようというメンバーと共に、意識を変え、行動を変え、生産性を何倍にもしてジンズを最高の会社にしたい。変えたいというだけでなく、変わらなければいけない、という危機感のほうが強いというのが正直なところかもしれません。

それには、自分たちを刷新し、3~5倍の仕事ができるかどうかが勝負なのです。これは、決して働く時間や仕事量を3~5倍にする話ではありません。それはとても持ち切れる仕事量ではありません。だとすると、「本当に大切な仕事」に集中しなければいけないということになります。
忙しいとは言ってもその中にどれだけ「本当に大切な仕事」が含まれているかというと、胸を張れる人は多くはないはずです。「本当に大切な仕事を、これまでの3~5倍やる」、これこそが事業を作り上げていくうえで大切な、生産性の真意です。

私たちは、どれだけクリエイティブになれるだろうか。どれだけ「これまでになかったもの」を生み出し、それによって人々を感動させられるだろうか。

これを実現するために、覚悟をもって生産性を上げていきます。

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