2024.12.04
ジンズのたねまき
負けは一度でいい! 神田錦町ご縁日「綱引き大会」! なみなみならぬ思いを引っさげて、JINS 二度目の参戦です
11月1日、JINS東京本社のある街で「神田錦町ご縁日」が開催されました!
ご縁日とは、神田錦町に住んでいる人、働いている人、学んでいる人、みんなが一堂に会してたのしむ、年に一度のお祭りです。もともと9月に開催する予定でしたが、雨天のためやむなく中止に。街の人たちの熱意と協力により延期開催が決定したのでした。
2023年にこの街へ引っ越してきたJINSは、今年で二度目の参加です。屋台を出店し、本イベントの目玉「綱引き大会」にも出場しました! 年々ヒートアップする綱引き大会の結果はいかに? 活気と笑顔にあふれた当日の様子をお届けします。
ご縁つながる屋台村
当日、会場となったオフィス街の一画はお祭りムードでいっぱい。ビール片手にリラックスした表情を浮かべる大人たちや、はしゃいで駆け回る子どもたちの姿があちこちで見られます。
たくさんの屋台が軒をつらねるスポットでは、この界隈で飲食店を切り盛りするみなさんが、縁日にぴったりな特別メニューを提供していました。
JINSが運営する、JINS東京本社の1階にお店を構えるコーヒースタンド「ONCA COFFEE 神田店」も屋台を出店。同じくJINSが運営するベーカリーカフェ「エブリパン」とともに、自慢のコーヒーや人気のパンを販売しました。
子どもがたのしめる遊び屋台も充実。JINSは昨年に引き続き、制限時間内でどれだけ多くのメガネをかけられるかを競うゲーム「めが盛り」をご用意しました。
昨年も大好評だったこのゲーム。「去年たのしかったから、また来ました!」とうれしい声をかけてくれる人や、1日に何度もリピートしてくれる人の姿も。
普段メガネを扱うときは「傷つけないように、壊さないように」と気をつかいがちですが、この場では自由自在です。子どもたちは非日常感を存分にたのしんでいました。
メガネのクリーニングや調整を無料サービスする屋台も展開。運営するのは、JINSの店舗スタッフをトレーニングするトレーナー、いわば「メガネのスペシャリスト」たちです。
メガネを手渡すと、ほんの数分でレンズがピカピカに。専用の器具や工具でフレームの歪みやネジの緩みをなおしてくれます。メガネの仕上がりに「わあ、キレイ!」と感動の声をあげる方もいらっしゃいました。
普段神田錦町で仕事をしているとはいえ、JINSの社員たちは近所の方々と顔をあわせてお話する機会がなかなかありません。だからご縁日は貴重なチャンス。屋台を介してあちらこちらで交流が生まれます。ご縁がはぐくまれていくのを実感できる、とても充実した時間でした。
みんなで絶対勝つ! 綱引きにかける思い
会場が人々の熱気であたたまってきたころ。屋台からすこし離れた場所では、たくさんの人たちが1つのボードを囲んでいました。
ご縁日の目玉「チーム対抗綱引き大会」のトーナメント表です。地元の企業や団体など、総勢25チームがエントリーしています。大会開始を目前に控え、トーナメント表を見つめる選手たちの目つきは真剣そのもの。
そんななか、JINS綱引きチームの監督である 人事戦略本部 労務課 土門がインタビューに答えてくれました。大会に向けた意気込みを次のように話します。
JINS綱引きチーム 監督 兼 選手 土門
土門「昨年、JINSは準々決勝で敗れてしまいました。わたしは観客として応援していたのですが、ほんとうにくやしくて、くやしくて。『次はなんとしても勝ちたい』と思い、チームの監督に立候補したんです」
最強のチームをつくろう。そんな決意のもと、メンバーを有志で募り、腕っぷしの強そうな社員をスカウトしてまわった土門。そうして集まったメンバーとともに、9月から2カ月のあいだ、週に1度の練習を重ねてきました。本格的な練習のために、専用の綱も購入したのだそう。
2年連続の優勝者 株式会社ほぼ日さんをはじめ、近隣の企業のみなさんと一緒に合同練習も実施。何度も綱を引っ張るうちに、勝つための秘策を掴んだのだと言います。
土門「踏ん張る足の本数が多ければ多いほど、勝ちやすくなると気がつきました。本大会は1チーム6名で出場するルール。力の差を考慮して女性選手は2名で1名と換算されます。なるべく女性の比率を上げて、出場人数を増やす作戦を立てました」
女性の人数を増やすため、監督の土門も選手として参加。くわえて、チームのなかで1対1のトーナメント戦を実施。上位に入った女性6名と男性3名で初戦の布陣を固めました。
土門「『みんなで仲良くたのしむ』のではなく、『みんなで絶対勝つ』ために、初戦に強いメンバーを揃えました。とにかく1勝して次の試合に進み、ほかの選手たちにバトンを渡したいと思います」
準備と気合は十分。この日のためにつくったお揃いのTシャツが、気分をさらに高めてくれます。
社内のデザイナーが手がけた、綱がモチーフのメガネTシャツ
綱を引く人も、見る人も、誰もかれもが夢中
時間は18時40分。大会の幕が切って落とされ、第一試合がはじまりました! 王座をかけての真剣勝負。ふかく腰を落とし、両足でふんばり、全員が一体となって綱を引き合います。
神田のオフィス街に大声援が響きわたります。息のあった一度の引きで、またたく間に決着する試合がいくつもありました。
試合がひとつ終わるたび、四方から割れんばかりのおおきな拍手が。勝ったチームは飛び上がってよろこび、負けたチームは頭を抱えてくやしがる。綱を引く人も、見る人も、全員が夢中。ただならぬ熱気が会場を包んでいます。
事前のくじ引きでシードを獲得したJINS。大会開始からしばらく経ったころ、ついに出番が巡ってきました! 相手は1戦目を勝ちあがってきた「パレスサイド神田」さん。こちらのみなさんはなんと、神田警察署の方々です。きっと強いに違いありません……! けれど、わたしたちだって最強のメンバーが揃っています。気持ちで負けてなるものか。
必ず勝つ。チーム全員で気持ちをひとつにして位置につきます。
試合開始!
勝負は拮抗。なかなか綱が動きません。両者引き合う見ごたえある試合に、声援がどんどんおおきくなっていきます。
綱が徐々に動きだしました。JINS優勢か? と思ったそのとき!
JINSチームのバランスが崩れ、道路脇に流れてしまいました。その隙をついて、パレスサイド神田のみなさんが一気に綱を引きます。
勝負あり! JINS、惜しくも敗退。く、くやしい……!
肩を落とす選手たちに、すぐさま駆け寄って声をかけたのは、ジンズホールディングスCEO 田中仁でした。「よくがんばっていたよ。横に流れていなければ勝っていたね」と選手たちをねぎらいます。
「いい試合だった」「くやしいけど、たのしかったね」とポジティブな声をかけあう選手たち。何人かの目には涙がにじんでいました。
その後JINSは応援に加勢。準決勝、決勝と試合はおおいに盛り上がり、株式会社BlueMemeのみなさんによる「めめたんの奇妙な冒険」チームの優勝で、大会は大団円を迎えました。
大会を振り返って、土門は次のように話します。
土門「もうほんとうにくやしいです。一緒に練習してきたほかのメンバーたちに、バトンを渡せなかったことが残念でなりません。すでに来年のリベンジを心に誓っています」
頼もしい宣言のあと、こう続けました。
土門「くやしい気持ちはありますが、まわりの企業のみなさんからの声援に励まされて、とってもたのしい時間でした。参加できてよかったです!」
あたたかな街の人たちに囲まれて、本気の汗を流したJINSのメンバーたち。この街をいっそう好きになれたひとときでした。
各チームの本気度と実力が年々レベルアップしていく綱引き大会。来年はどんな盛り上がりをみせてくれるのでしょう。
JINSも街の盛り上がりに貢献できるよう、神田錦町のみなさんとのご縁をはぐくみながら、綱引きの腕前を少しずつ磨いていきたいと思います。
CREDIT
執筆:森川紗名
写真:持田薫
デザイン:株式会社ASA
編集:春田知子(株式会社ツドイ)