JINS JINS PARK

今、僕が思う事

本気のグローバル展開

2024.02.21

先日、経営幹部で合宿を行いました。
メインテーマは明確です。それは、グローバル展開です。
JINSの第二創業の柱として位置付けるグローバル展開は、これまでとは違うものになると考えています。

JINSは現時点で海外に250以上の店舗があります。
単に海外で展開するということが目的なら、このまま店舗数を増やせばよいでしょう。
事実、JINSで世界一の売上を誇るのはシリコンバレー・サンノゼの店舗です。この形で店舗数を増やせば、米国だけでももっと大きくすることができたはずです。しかし、そうはしてきませんでした。確信が持てなかったからです。

米国は移民の国だと言われます。言語も習慣も文化も違う人たちで構成されている社会です。
だからこそ、究極のシンプルさが求められます。誰もが簡単に購入できる、誰でも簡単に販売ができるなど、米国だからこそ、国を問わず世界中の人に受け入れられるシンプルなUI/UX・標準化が生まれてきたのだと思います。

私自身、昔から仕組化や標準化には強い情熱を注いできました。
これは10年以上前に書いた私のブログです。

このときの私はこう言っています。
「私たちは、マクドナルドやウォルマートといった、海外の一流小売企業から影響を受けています。彼らがあれだけのチェーンを世界中に展開できているのは、卓越したオペレーションがあるからです。」「とにかく店舗から本部まで、世界最高のオペレーションで、最先端のアイウエア事業を創りたいと思っています。」
今でいえばアップルやテスラがここに加わるでしょうか。
とにかく、シンプルな仕組化を目指す発想や志向はあったものの、「究極のUI/UX」「究極の標準化」とでも言うべきものを自分たちが生み出し、日本と同様のフォーマットで世界を席巻できるという確信を、当時の私は持てなかったのです。

しかし、これからの海外展開は当時の私たちとは違います。

まず、コンセプトです。
米国をベンチマークし、それらを取り入れるという考え方ではありません。アイウエア業界において、海外にもお手本はないと考えています。そして、小売業という枠すらもそうなのかもしれません。まったくゼロベースで、顧客起点のUI/UXを考え尽くしました。私たちがいかにお客様のことをわかっていなかったのかを、このプロセスで痛感しました。

それに取り組むチームも大幅に強くなっています。
チームが若返っています。そして、グローバルになってきています。
国内アイウエア事業を運営する株式会社ジンズの社長もひと世代若返りました。役員陣も、海外でのビジネスを直接率いるなど、エネルギッシュなメンバーたちです。

ここからの第二創業、世界展開に向けて本気で海外に取り組んでいきます。

その最初の一歩ともいえるフラッグシップ店舗をLAに出店します。
場所はLA人気のスポットで、サンタモニカ隣のアボットキニー。
ここから新しいJINSを生み出したい。
そして世界中の人々にMagnify Lifeを届けたい。
そんな夢を実現させる一歩にしたいと思います。

※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。