今、僕が思う事
ひとりひとりのアントレプレナーシップ
アントレプレナーシップと聞いて、皆さんはどういったイメージを持たれるでしょうか。
いわゆる起業家の専売特許という感じでしょうか。
私は決してそうではないと考えています。
むしろ今は、組織の中でアントレプレナーシップを持った人がどれだけいるかが重要なのではないかと思います。皆さんの周りを見渡して、「この人は面白いことをやっている」「楽しそうに仕事をしている」と感じる人はどんな人でしょうか。
その差は、「主体性」にあるように思います。
そしてその主体性こそが、アントレプレナーシップだと考えます。
アントレプレナーシップやリーダーシップというのは、「自分の人生に対しての意思、つまり主体性を持っていること」だと思うのです。
目の前の仕事を、何も考えずにこなすだけだとつまらないものです。
自分の意思を発して、「こうしよう!」と工夫ができると仕事は面白くなります。
もし、組織のひとりひとりがそう思えたら、個人、会社、日本、世の中すべてを良くすることにつながります。
やりたいこと、成し遂げたいことが明確になっている人は強いです。
迷わずに仕事に向きあえて、迫力が出ます。
私はジンズという会社を、もっともっと、そういったチャレンジを表に出していける組織にしたいと思っています。
これまでの日本では、「沈黙は金」、「口は禍のもと」といった考えが大切にされてきました。しかし、自分の意思を持つこと、自分の意見を発信すること、議論を交わすことこそがいま、大切です。
そして、ダメなことを放っておかないこと。
嫌われたくないから、波風を立てたくないからといって、ダメなことに手を付けない人もいます。
しかし、特にリーダーは嫌われることを恐れずに、率直に向きあい、伝えることが必要です。リーダーに必要なのは覚悟です。及び腰の人、覚悟のないリーダーに対して部下の見る目は厳しいものです。
アントレプレナーシップといっても、部門や仕事によっては決まったことをしっかりと実行することが大切な役割に思える人もいます。人にはそれぞれ強みがあります。世の中全員が起業家そのものである必要はありません。ただ、どんな部門や役割であっても、その仕事から大いに迫力を感じるすごい人はいます。そういう人の迫力は、自分の意思や主体性と仕事の重なりから出てくるものだと感じます。自分がやりたいことがあれば、既存のルールややり方を改善することにも力を注げます。おのずと今のやり方に疑問がでてくるはずなのです。それはとても健全なことです。
私はずっと前から一貫してこう言ってきました。
「お客さまの満足と、スタッフの働き甲斐、会社の利益、それにつながるものであれば何をやってもいい」と。要するに、「自分がやりたいことと、組織の目指す方向に重なりがある状態」で一緒にいるということです。
これからジンズは、個人がやりたいことと、組織の目指す方向が一致する状態を目指します。そのためには、各人に「主体性」があることが何より大切なのです。
そうなれば、 スタッフひとりひとりが他社と比べて圧倒的に高いパフォーマンスを上げて成果を出す、そんなスタッフには他社以上に高い待遇で報いる。結果として、会社は高収益企業になり、個人は働きがいと共に高収入になる。地域や社会にも貢献する、こういった理想的な世界が実現できるのではないかと思っています。
※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。