JINS JINS PARK

2025.10.08

メガネだけじゃない話

モンゴルにあたらしいメガネ体験を。首都ウランバートルにJINS1号店オープン!

2010年の中国進出を皮切りに、米国、台湾、フィリピン、香港へと海外展開を広げてきたJINS。2025年1月には、ロサンゼルス アボットキニー通りに、新サービスを実験的に導入した店舗を構え、あたらしい顧客体験の構築に挑戦しています。(くわしくは、こちら

そして8月18日、JINSはモンゴル市場に初参入しました。モンゴル最大のコングロマリット、タバン・ボグド・グループ傘下のUBP LLCとのフランチャイズ契約により、モンゴル1号店「JINS Galleria Ulaanbaatar(ガレリア ウランバートル)店」をオープン。

人口約350万人を擁し、いま経済成長が著しい国で、JINSはどのように受け入れられたのでしょうか。オープン直前から当日にかけての現地の熱気をお届けします。

JINSがモンゴル初上陸。その背景は?

JINSがモンゴルに出店する理由。それは、タバン・ボグド・グループが掲げるミッション「Improve the quality of life of our people(モンゴル国民の生活の質を向上させる)」と、JINSのビジョン「Magnify Life – まだ見ぬ、ひかりを」が共鳴したことにあります。

昨年のGDP成長率は4.9%と、右肩上がりの経済成長を続けるモンゴル。一方でアイウエア市場を見ると、高品質な商品やサービスを提供する販売店はまだ多くありません。

JINSの品質はきっと、モンゴルの人々の生活をより豊かにできる。さらに、日本への留学経験を持ち、日本ブランドに深いリスペクトを抱くタバン・ボグド・グループの創業経営者バータルサイハン氏と協力し合えば、よりよいサービスを届けられるに違いない。そう確信して、このたびの出店に至りました。

出店場所は、タバン・ボグド・グループが運営する商業施設「ガレリア ウランバートル」。首都・ウランバートルのなかでも、とくに活気あふれるエリアに位置しています。店舗デザインは、これまで日本国内外のJINS店舗をはじめ、JINS東京本社の設計を手掛けてきた建築家の髙濱史子氏と小松智彦氏によるもの。

JINS Galleria Ulaanbaatar店

「手前/奥」をコンセプトに、町屋など伝統的な日本の住居に見られる「土間」と、その奥のプライベートな「居室」という構成を取り入れました。

店内の「手前」では来客と気軽にコミュニケーションが取れる土間のような入りやすさを、「奥」では居室のような温かみと居心地の良さを感じられるよう、店舗内の位置によって使用する素材を変えるなどの工夫が凝らされています。

インフルエンサーがひと足早く、JINS品質を体験

オープンを2日後に控えた8月16日、プレオープンとして、現地のインフルエンサー約20名を迎えました。

日本での実地研修や日本人トレーナーによる研修でスキルを磨いたスタッフたちが、視力測定(測定補助)、スピーディなメガネの作成、フィッティング調整、お渡しなど、日本同様のサービスを提供します。900種類にもおよぶアイウエアのラインナップに、みなさん興味津々の様子。

JINS独自開発(※)「全方位可動ヒンジ™」を搭載したJINS 360°®の丈夫さや、Airframeの軽さに、参加者が思わず声をあげる場面もありました。

※JINS独自開発……円柱形の意匠において

左:JINS 360°® 右:Airframe

華やかな幕開け! 熱気あふれるオープン初日

ついに迎えた開店当日。オープニングセレモニーで、タバン・ボグド・グループの創業経営者 バータルサイハン氏、UBP社のドゥルグーントゥムルバト氏、ジンズホールディングス代表取締役CEO 田中 仁、取締役副社長COO 田中 亮がテープカットを実施しました。

同日、商業施設の広場では、JINSを広く知ってもらうためのイベントを開催。アーティストによる歌のパフォーマンスや、JINSのアイウエアを身に付けたモデルによるファッションショーが繰り広げられ、道行く人々の視線を集めました。

施設の屋根には「JINS」のロゴをあしらった巨大なバルーンが設置され、広場では来場者や子どもたちに風船を配布。会場全体がお祭りのような賑わいに包まれ、親子連れや若い世代を中心に、たくさんの人がイベントをたのしんでいました。

12時にグランドオープンした店舗では、インフルエンサーたちによる紹介の効果もあり、常時30人ほどの行列が。入店まで30分かかるほどの盛況ぶりでした。

初日、営業時間が通常より短かったものの、来店したお客さまはじつに300人以上でした。

首相も祝福。モンゴル政府からの歓迎

JINSの出店をよろこんでくださったのは、お客さまだけではありません。モンゴルの首相、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル氏も、あたたかくJINSを迎えてくださいました。

CEO 田中 仁、COO 田中 亮が、Tavan Bogd Groupのバータルサイハン代表とともに首相に面会。首相から、JINSが高品質なメガネとサービスをモンゴルに届けたことへの感謝の言葉をいただきました。そしてJINSからは、JINS 360°®を贈呈。「モンゴルにしっかり貢献していきたい」という思いを直接お伝えしました。

さらにモンゴルの経済についてなど幅広いテーマで意見を交わさせていただき、非常に実りあるひとときとなりました。

モンゴルの期待を力に。JINSブランドは世界7カ国へ

オープン初日を終えた夜、フランチャイズ契約を結ぶUBP LCCとJINSは、モンゴル国内の要人を迎えて記念イベントを開催。CEO 田中 仁は、その場で次のように挨拶しました。

ジンズホールディングス代表取締役CEO 田中 仁

「ここウランバートルにJINSモンゴル1号店をオープンできることを、心からうれしく思います。正直に申し上げると、あらゆる国が進出先の候補にある中で当初、モンゴルの優先順位はそれほど高くはありませんでした。けれど、バータルサイハン代表の自国の人々を思う熱い気持ち、そして経済発展を目指す圧倒的なエネルギーに触れ、その考えは大きく変わりました。

わたしたちの目標は、『Magnify Life – まだ見ぬ、ひかりを』。この企業ビジョンのもと、メガネを通じて、みなさまの毎日をより豊かにすることです。高品質なフレームとレンズ、豊富なデザイン、お求めやすい価格、そして心を込めたサービスで、モンゴルにあたらしいメガネ体験を届けていきたいと思います」

多くの人にあたたかく迎え入れられたモンゴル1号店。寄せられた期待の声に、「モンゴルの人々の眼の健康維持に貢献し、生活をより豊かにする」という使命の重みを、あらためて実感することができました。

今回の進出により、JINSはついに世界7カ国へ。これからもグローバルNo.1のアイウエアブランドを目指し、世界中のお客さまに高品質な商品とサービスを届けてまいります。

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CREDIT

執筆:森川紗名
デザイン:株式会社ASA
編集:春田知子(株式会社ツドイ)