JINS JINS PARK

2024.09.19

メガネだけじゃない話

「HERALBONY Art Prize 2024」JINS賞決定!
9/22(日)まで東京・丸の内で展覧会開催中(入場無料)

「異彩を、放て。」をミッションに掲げる株式会社ヘラルボニーが今年、新たに創設した国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024(ヘラルボニー・アート・プライズ)」。

国籍や年齢を問わず世界中の障害のある表現者を対象に、一人ひとりの作家としての才能を評価し、さらなる活躍の機会を生み出すことを目的としたアートアワードです。

このアワードは「革新性、創造性、新しい芸術的方向性の探求がみられ、多様なスタイルや技法、アプローチを試みる作品」を奨励しています。

障害のある作家のキャリアを新たな高みへと押し上げ、従来の「障害とアート」のイメージを塗り替えていくこのアワードの理念に共感し、JINSはゴールドスポンサーとして「JINS賞」を選出しました。

カミジョウミカ / Mika Kamijo「夢の中カラフル脳みそ」

JINS賞を受賞したのは、カミジョウミカさんの『夢の中カラフル脳みそ』という作品です。

カミジョウさんは19歳のとき、世界で症例わずか5名の希少難病を患っていると判明。寝たきりの状態となっても、闘病しながら独学で絵を描きはじめました。
28年間にわたって描き続けてきた作品のほとんどは、眠る時に見た夢や空想の世界をテーマにしています。

「生きることは描くこと、描くことは生きること。」を信念に、世界中の人々に作品を見てもらうことがカミジョウさんの夢だそうです。

JINS賞の選考にあたり、色彩の美しさと繊細さに惹かれ、満場一致でカミジョウさんの作品に決定しました。

カミジョウさんが生きている証として実感されている「夢の世界」が表現されていて、その夢の世界の面白さ・美しさとしてわたしたちにも生きる実感が伝わってくるパワーある作品だと感じます。

「描くことは生きること」という、難病を抱えながらも人生を豊かにしようとするカミジョウさんの生き方は、「Magnify Life(マグニファイ ライフ)」という、人々の人生を拡大し、豊かにすることを目指すわたしたちJINSのビジョンとも重なる部分があり、賞をお贈りしたいという強い思いへと至りました。

撮影:北川滉大

先日開催された授賞式では、株式会社ジンズ代表取締役社長・田中亮よりカミジョウさんへ表彰状をお渡ししました。

企業賞受賞作品は、各企業のサービス・プロダクト・事業のいずれかに採用される予定。

JINSも現在、カミジョウさんの作品とどのようにコラボレートするか、さまざま方法を模索中です!

撮影:鈴木穣蔵

グランプリ受賞作家、そしてカミジョウさんをはじめとした各受賞作家と最終審査進出作家、総勢58名による全62点の作品を一堂に展示するアート展「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」が、9月22日(日)まで三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン(東京都千代田区丸の内)にて開催されています。

鮮やかな色彩と独創的な作品が集う空間をぜひ、みなさんも会場で体験してください。

撮影:鈴木穣蔵

■展覧会概要
タイトル:「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」
会期:2024年8月10日(土)〜 9月22日(日)
時間:10:00~18:00
料金:入場無料
会場:三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン(東京都千代田区丸の内1-3-2)
空間施工:株式会社スーパーファクトリー
デザイン:6D
キュレーション:黒澤浩美(ヘラルボニーアドバイザー/金沢21世紀美術館 チーフ・キュレーター)
主催:株式会社ヘラルボニー

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CREDIT

執筆:森川紗名
デザイン:株式会社ASA
編集:春田知子(株式会社ツドイ)