アイウエアを通して、
未来の景色を変えていく。

感染症、気候変動、資源枯渇、人種問題、経済格差。いま、地球上のあらゆる場所では、いくつもの危機にさらされています。それらの課題は、私たち人間に「変われ」というメッセージを投げかけているように思えてなりません。

JINSが掲げる、「Magnify Life(マグニファイ・ライフ)」というビジョン。そこにはすべての人の人生が豊かに広がることを願い、そのきっかけを私たちが提供したいという、強い思いが込められています。このビジョンを本当の意味で叶えるためにも、「JINSにとってのサステナビリティとは?」という問いを、私は常に自分自身に投げ続けてきました。

『アイウエアを通して、未来の景色を変えていく』。これが、このたび私たちJINSが定めたサステナビリティ・ステートメントです。と同時に、JINSにとって最も重要だと考える6つのテーマも設定しました。環境負荷の削減、サプライチェーンに関わるすべての人々の暮らしや人権への配慮まで、そこには様々な項目が掲げられています。

社会課題を解決する。それは簡単にこなせることではありませんし、長い時間を必要とするでしょう。けれど、「近視の進行抑制に向けた光の研究」や「ヒトの心と身体を分析する商品の開発」など、私たちはこれまでに何度もアイウエアの常識を覆し、その可能性を広げてきたという自負があります。だからこそ、サステナビリティに向かう姿勢も、従来の考えにとらわれることなく、新鮮な視点をもって、JINSだからこそできる解決の仕方を模索していきたい。アイウエアの可能性を追求し、その価値を世の中に還元していきたい。そう、強く思うのです。

事業活動そのものが、社会の役に立てているのか。商品やサービスが、社会が抱く課題解決に貢献できているのか。常に、その厳しい視線を自らに向けること。JINSがあることでこの世界が少しでも生きやすく、もっと鮮やかな場所になることを願い、次々と「あたらしい、あたりまえ」を創り続けていきたい。

これからのJINSに、ますますご期待ください。

代表取締役
CEO
田中仁

未来の景色を変えていくために。

ビジネスを通じた社会価値創出へ

2021年3月から、ジンズホールディングス(以下JINS)のサステナビリティ推進担当役員となりました田中亮です。JINSとしてのサステナビリティ・スローガンである「アイウエアを通じて、未来の景色を変えていく。」の実現に向けて、リーダーシップをとり進めてまいります。

気候変動などの環境問題、ダイバーシティ・インクルージョンやヘルスケアなどの社会課題は、一筋縄で解決できるものではありませんが、JINSとして真摯に向き合い、既存の枠組みにとらわれず、ビジョンと計画を持ち、確実に取り組んでいきます。

そして、それらをJINSの中心事業であるアイウエアを起点としたプロダクトやサービス作りを通じて行っていくことが重要であると認識していますので、JINSだからこそできる事業との両輪として、サステナビリティ推進への挑戦を続けていきたいと考えています。

中長期目標とコーポレート・ガバナンス

JINSでは現在、SDGs(持続可能な開発目標)の達成年である2030年を一つの目標として、ロードマップとなる中長期計画策定と、サステナビリティ推進体制の強化を行っています。目標設定に合わせて推進活動におけるKPI(重要業績評価指標)設定や、社会の大きな変化に対応するために、緊急時や災害時におけるBCP(事業継続計画)も進めています。

推進組織強化とともに、あらためてサステナビリティ・スローガンとステートメントを定めました。創業時から業界の「あたらしい、あたりまえ」に挑んできたJINSとして、アイウエアを通して社会の先を見つめ、これからも常識を覆しながら絶えず行動を続けていく姿勢を、あらゆるステークホルダーの皆様と共有し、実現に向けてともに歩みを進めていくためです。

また、組織が正しい方向へ向かうためのコーポレート・ガバナンスも重要視しており、「企業の持続的な成長・発展を目指して、より健全かつ効率的な優れた経営が行われるよう、業務執行を適切に監督する仕組み」としてコーポレート・ガバナンスを定め、あらゆるステークホルダーの信頼を高め企業価値の向上を追求することを目的として、経営体制を強化しその監視機能を充実させるための諸施策を推進していきます。

重点領域の特定

JINSでは、サステナビリティ分野の重点領域(マテリアリティ)として「環境への配慮」「クリーンな経営」「安心の製品とサービス」「サプライチェーンの環境整備」「ヘルスケア・イノベーション」「地域社会への貢献」の6分野を特定しており、今後注力して戦略的に進めていきます。

これらの重点領域は、ESG(環境・社会・企業統治)やSDGsなどのグローバルイシューを中心に、国際的ガイドラインのGRIスタンダードなど様々な指標から項目を洗い出し、JINSおよびステークホルダーや社会全体にとっての重要性を考慮して策定しました。

たとえば重点領域の「環境への配慮」では、環境負荷を減らすために「循環型アイウエア製造」という、プラスチックからプラスチックへの循環再生を目指しています。プラスチックの循環再生技術は、再生技術の中でも難しい技術の1つと言われておりますが、すべての人の視線の先に広がる未来の景色を、サステナブルでより良いものへと作りかえていくために、外部パートナーとも協力して技術開発に挑み続けます。また、アイウエアと関連の深い「ヘルスケア・イノベーション」の領域では、目を守るための光の研究とその啓蒙啓発活動や、視力だけでなく、体の姿勢や心の健康までをケアするセンシングデバイスの製造。そして、近視を矯正するだけでなく先手を打って「予防する」医療機器の開発など、アイウエアを起点にヘルスケア領域での様々なイノベーションづくりに挑戦していきたいと考えています。

ステークホルダーの皆様との関わり

JINSは、ステークホルダーの皆様に提供できる価値を最大化すべく、事業に取り組んでいます。そのために、皆様からのご期待やご意見にしっかりと耳を傾け、JINSが環境・社会に及ぼす影響をともに考えさせていただき、歩みを進めていくことが重要であると認識しています。また、経営戦略と社会的要請の方向性を合わせた事業そのもので、あらゆるステークホルダーの皆様に貢献し、信頼関係と協働関係を構築していきます。

今後も「あたらしい、あたりまえ」に挑み、JINSの価値を社会に示せるよう、ステークホルダーの皆様との関わりをより深め、新たな価値の共創を目指すとともに、持続可能で豊かな社会の実現に向けて、たゆまぬ努力を重ねていきます。

執行役員
サステナビリティ推進担当
田中亮