プレスリリース
2025.01.17
JINS店舗
アイウエアの、あるべきすがたを、ここから世界へ。グローバル展開加速の起点となる新顧客体験店「JINS Abbot Kinney店」1/17(金)オープン!
株式会社ジンズホールディングス(以下JINS)グループのJINS Eyewear US, Inc.(所在地:San Francisco, California US)は、米国・ロサンゼルスのアボットキニー通りに新店舗「JINS Abbot Kinney店」を、2025年1月17日(金)11:00(現地時間)にオープンします。また、ロサンゼルスで発生した山火事での被災地支援として1月17日(金)~19日(日)のロサンゼルス地域4店舗の売上全額を現地支援団体へ寄付いたします。
グローバル展開加速の起点となる、デジタルを活用した新しい顧客体験構築の実験店
JINSはビジョン「Magnify Life まだ見ぬ、ひかりを」のもと、まだ誰も知らない可能性にひかりを当て、世界中の人々の生き方そのものを豊かに拡げることを目指しています。これまで、2010年中国に海外1号店を出店し、2015年に米国、台湾、2018年にフィリピン、香港へ進出。世界で765店舗(2024年11月末時点)を展開し、2025年夏頃にはベトナムにも出店を目指しています。
今後グローバル展開を加速させ真のグローバルブランドとして成長するためには、世界中の誰もが買いやすい顧客体験の確立が必要であり、文化や習慣などが多様性に富む米国でこそ、その実験を重ねていく店舗を構えるべきと考え同店をオープンします。
同店では、電子タグと二次元コードのついた商品が陳列されており、お客様はご自身のスマートフォンから商品の二次元コードをスキャンしWEB上で必要事項を入力することで受付が完了。店舗スタッフと相談してレンズの種類を選んだら、お会計しフィッティング・調整を済ませ退店。加工後の商品は自宅か店内ロッカーで受け取るだけ。デジタルを活用することで、お客様は列に並ぶ必要がなくお好きな場所やタイミングで商品を受け取ることができ、店舗側はオペレーション効率化でお客様の接客により多くの時間を充てられるメリットがあります。米国内でこの仕組みを試験導入した別店舗では、導入前に比べて客数・売上ともに伸長しました。今回を完成形とはせずJINS Abbot Kinney店で得られたお客様の反響を踏まえて、段階的に購買体験を進化させ世界のJINS店舗にも導入を検討していきます。
「米国で最もクールなエリア」へ日本特有のスケール感が生む居心地の良い空間が誕生
今回出店するアボットキニー通りは、ロサンゼルスのベニス地区に位置し「米国で最もクールなエリア」としても知られています。アートやクリエイティブなカルチャーにあふれ世界中の一流ブランドやレストランが軒を連ねており、毎年何百万人もの観光客が訪れます。日本発のブランドとして同エリアに出店するにあたり、内装では、茶室を始めとする日本特有のこぢんまりとした居心地の良いスケール感や素材感を表現。ヒノキに「なぐり加工」のような凹凸を施した天板とJINS創業の地・群馬県前橋の街並みに歴史的に所縁の深いレンガを組み合わせた中央のディスプレイ什器は、建物既存のレンガと調和します。設計を担当したのは、新進気鋭の建築家ユニット・髙濱史子氏と小松智彦氏。ブランドの価値観や、顧客と商品、サービスの関わり方を中心としたエクスペリエンスデザイン(UX)を井上修輔氏が担当しました。
オープンを記念し、同店でしか手に入らないアイウエアケースもご用意。LAのハンドメイドラグジュアリーレザーブランド「KILLSPENCER」(https://killspencer.com/)が同店のためだけにデザインし、LAでハンドメイドされたアイウエアケース1種と、アイウエア4点が収納できるトラベルケース1種を販売します。さらに、JINS各国の旗艦店でしか体験できないサービスとしてスタートする、日本の伝統的な美学を体現するアイウエア「JINS IPPITSU」に、日本の卓越した技術で生まれた「インナーリム」を組み合わせることで、より自分らしい一本を追求できるカスタマイズサービス「WATASHI NO IPPITSU -Customize My Own Eyewear-」を米国内では同店限定で展開します。
建築家・髙濱氏、小松氏からのコメント
この店舗の設計では、路面店であることから既存建築を活かし、LAという場所に茶室のような日本建築のエッセンス、哲学がつまった空間を挿入し、その両方が融合し調和する空間を目指しました。具体的には日本らしい少しこぢんまりしたスケール感を表現できるよう、什器のサイズや取り付け高さに気を配りつつ、人の居住域より上の壁面や既存躯体現しの天井部分は全て白に塗装することで抽象化し、空間の重心を下げています。また、素材については既存壁面と前橋の共有項としてのレンガに加え、木を中心に左官や玉石研ぎなどを採用、素材を絞りつつ丁寧にそのテクスチャや色を選び、全体として調和が取れた居心地の良い空間をデザインしました。