CEOメッセージ
満足しない限り、
景色は変えられる。
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行は、私たちの事業にも大きな影響を与えました。しかし、私たちはむしろこれを好機と捉え、JINSのビジネスモデルや企業体質に変化の波を起こしたい。そう、考えています。
まず、有事の際にも滞りなくサービスを提供するための「BCP(事業継続計画)」の策定とそれに対応するバリューチェーンを再構築し、体制を整えること。次に、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」をさらに推し進め、より快適なお買い物体験を生み出すこと。そして、異業種からの参入も含めての他を圧倒するような、新しいビジネスモデルを早急に確立すること。最後に、サスティナビリティビジョンを指針に、事業活動を通して社会の課題解決を進めていくこと。これらをすべて叶えていくためには、ここで働く一人ひとりの自立した意志が重要となりますし、大きな意識変革が求められます。
JINSが福岡天神に1号店を出してから、20年以上が経ちますが、私たちはますます新鮮で、驚きを有した存在でありたいと考えています。変化を恐れず、縮こまらず、決して挑戦をやめないこと。個々が能動的になり、縦横無尽につながり合う組織へと脱皮すること。「Magnify Life(マグニファイ・ライフ)」というビジョンが、この世界にもっと広がっていくために。これからのJINSに、ますますご期待ください。
代表取締役CEO 田中 仁
今、僕が思うこと
自分自身の生き方を問い直す
2024年12月26日
年末が近づいてきました。
これまでのブログを振り返ると、最も多く登場するキーワードは「本気」という言葉かもしれません。
私は常々、「本気は自分への投資」という言葉を、自分自身にも、そして一緒に働く仲間にも伝え続けています。この言葉の意味は、「本気になることは、必ず自分への投資になる」、つまり、自分が何かに向けて注いだ本気は、必ず自分自身に良い形で返ってくる、ということです。
ただ、これは実際に何かに本気で挑戦した人でなければ、実感としてはわからないかもしれません。
以前のブログで私は次のように書きました。
本気になれば、ありとあらゆる手段を検討し、いろいろな人からも学びを得ようとします。
「これをやりたいんです。ぜひ力を貸してください。これ、一緒にやりませんか。」といったように。
本気になって、どうしても成功したければ、とにかく心配になります。
「ああすればうまくいくんじゃないだろうか、こうなったらまずいんじゃないか、いや、待てよ、こういう手もあるし..」といったように。
つまり、本気になるということは、「手を抜かないということ」であり、「その結果、自分の血となり肉となるということ」なのです。本気でやればいろいろなことが身につきますから、スキルも上がります。そうすると、人からも認められます。スキルがついて、人からも認められれば、将来的な自分の価値が上がらないわけがありません。
これは、シンプルな原理原則だと思います。
今読み返しても、まさにその通りだと感じます。
ここ数年で飛躍的に成長した人もいれば、一方で変化がない、もしくは年々熱量や成果が下がっている人もいます。この違いはどこから来るのでしょうか。私は、それがその人の持つスキルや経験の差ではないと思います。あるとすればたった一つ、「本気かどうか」だけの違いだと考えています。
本気になるためには、好きなことや夢中になれることでなければ難しいかもしれません。学生時代に何かに本気で打ち込んだ経験がある人は多いと思いますが、それも「好き」で「夢中になれた」からこそではないでしょうか。
逆に、好きではなかったことでも、真剣に取り組むことで面白く感じられることもあります。
今は転職が当たり前の時代になっています。
もし今の仕事や環境、職場で本気になれないのであれば、それは一つのシグナルかもしれません。
私はジンズで一緒に働くメンバーにこう伝えています。
「お客さまの満足、スタッフの働きがい、会社の利益につながることであれば、どんどんやってください。」と。
これは、「社員個人のやりたいことと、組織が目指す方向性が重なり合う状態」で、一緒に働きたいという意味でもあります。そして、それを実現するためには、各人の「主体性」が必要です。目の前の仕事をただこなすだけではつまらなくなります。
本気で「こうしよう!」と工夫を凝らせば、仕事は必ず面白くなります。
本気で仕事に向き合えば、その人に迫力が生まれます。
一年を振り返り、これからの未来を考える年末年始。
この機会に、自分自身の生き方を改めて問い直してみるのはいかがでしょうか。
私自身も、そうした時間を持つつもりです。