今、僕が思う事
2017年 年頭メッセージ
2017年を考えるにあたり、2016年をじっくり振り返る機会を持ちました。
2016年を一文字で表すと、「軸」だったと思います。
私にとって、軸ができた、軸が備わった年だった、という意味です。
もちろん、これまでも会社としてビジョンを掲げてきましたし、それを目指して経営もしてきました。
しかし、本当に自分の中で軸というレベルになり始めたのは、2016年だったと感じています。
JINSの経営に加えて、群馬県の地域活性化に深くかかわったことが大きな影響を及ぼしました。
市や県のレベルで考える機会を得たことで、変わったことが2つあります。
それは、「俯瞰する範囲が変わった」「見据える時間軸が変わった」ということです。
JINSの従業員数は約3500人。対し、前橋市の人口は約34万人、群馬県は約200万人です。
これまでも海外出店のためにいくつもの都市を見てまわる機会がありましたが、それらを見る目も変わってきます。
アイウエアという商品の視点から見るのと、都市のレベルで見るのとでは、気づくことの数や深さがまったく違ってくるのです。
JINSが目指しているのは、アイウエアを通じて人々のライフスタイルにも大きく影響を与えることです。ビジョンである「Magnify Life」は、まさにそういう意味です。
だからこそ、アイウエアの視点からだけでなく、世界中の都市やそこに暮らす人々のライフスタイルにも深く目を向ける必要があるのです。
そして、「時間軸」です。
これについては以前、「100年先を見据えることが、一番の近道」に詳しく書きました。
この2つに気づけたことは非常に大きく、2016年に「軸が備わる」ことに繋がりました。
この軸をもって2017年を迎えられることを、大変うれしく思っています。
これからが、とても楽しみです。
2017年をJINSにとってどういう年にするか。
イメージをメッセージにしました。
目の前の扉を開ける。
まっくらやみの中、手探りで。
それが人生。
だから怖い。だから楽しい。
胸に抱く熱はそのままに、
100年先の時間を見据えよう。
新しいって変わることで、
新しいって変わらないことだから。
2017年、積み重ねるジンズでゆこう。
2017年、飛ぶジンズでゆこう。
2017年と。
JINS
- to Magnify Life
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。