JINS JINS PARK

今、僕が思う事

JINS MEMEのポテンシャル

2015.02.12

昨年5月、日本科学未来館で、JINS MEME(ジンズ・ミーム)の発表会を行い、大きな反響を呼びました。

「世界初、自分を見るアイウエア」として、自分の状態を可視化できる非常に画期的なプロダクトであり、これまで多くの企業や学術機関から提携や共同研究のお話を頂いています。

あれから数か月、JINS MEMEのプロジェクトチームは朝から晩まで、様々な国とやり取りしながら準備を続けています。そして今回、私たちにとって大きな自信になる出来事がありました。
世界最大の家電見本市であるCESに初めて出展したのですが、ITガジェットの専門オンラインメディアである米「Digital Trends」が主催する「Digital Tends Top of CES 2015 award」で「ベストウエアラブル賞」を受賞したのです。CESは100以上の国や地域から15万人以上が来場する世界的なイベントであり、このアワードで初出展の日本企業が受賞するのはかなりの快挙だそうです。

このJINS MEMEを通じて、私の中で、一つの手ごたえが出てきました。
それは、「アイウエアでライフスタイルを革新する、具体的な方法がよりはっきりと見えてきた」ということです。

以前私は、こういうメッセージを書きました。
ここには、「私たちはビジョンを掲げっぱなしにはしません。必ずアイウエア業界にイノベーションを起こします。」とあります。あれから2年、その答えの一つがJINS MEMEであるといえます。
いったい眼鏡にどのようなイノベーションがあり得るのか、具体的なものが無ければピンとこないのも無理はありません。JINS MEMEでようやくその入り口に立てたという手ごたえがあります。

JINS MEMEは、確かに目新しいプロダクトかもしれません。「面白い」と言って頂くことも多くあります。
しかし、私たちが目指しているのは実はそこではないのです。私たちのビジョンである"Magnify Life"の具現化そのものなのです。Magnify(マグニファイ)には、「拡大する」という意味があります。「アイウエアを通じて、見るものだけでなく、人々の人生をも拡大し、豊かにしたい」という願いが込められています。JINS MEMEは目新しく、面白いプロダクトではありますが、奇をてらうつもりはありません。

これを通じて実現したいことはまさにMagnify Life、つまり、人々の人生を豊かにすることです。私はあくまでも、「人々のライフスタイルを革新しなければ、本当のイノベーションとはいえない」と思っています。

このJINS MEMEは、私たちにとってライフスタイル革新の「意味ある一歩」です。

まだ公にはできませんが、私たちがイメージしている構想が実現できたら、すごいことが起こるのではないかとワクワクしています。

皆さんにきっと驚いて頂けるような何かを、そしてそれが当たり前のように生活に溶け込む何かを、きっとお見せできるのではないかと思っています。

※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。