JINS JINS PARK

今、僕が思う事

ご挨拶

2013.01.21

このコーナーでは、2013年最初のメッセージとなりますので、
私が毎年社員向けに送っているメールをぜひ、ご紹介したいと思います。

--------------------

昨年は、年頭の挨拶で「飛躍の年」にしたいと言いました。
「あたらしい、あたりまえ」を作り出し、世のため人のためになる会社を作り上げて行きたいと宣言しました。

その中で、JINS PCは「視力の良い人にも売れるメガネ」として、あらゆるマスメディアで取り上げられ、
ジェイアイエヌ(JINS)の知名度は一気に上がり、結果としてメガネ業界で販売本数日本一の達成、
日経トレンディ今年のヒット商品ランキングでは業界初の6位入賞、公募増資では、

ディール・オブ・ザ・イヤー2012第1位など、数々の輝かしい実績を残すことが出来ました。
これもひとえに、スタッフ一同の努力の賜物とこの場を借りて感謝申し上げます。

しかしながら、我々のビジョン、目標を考えれば、昨年までの実績はまだまだ飛躍の礎が出来たに過ぎないと思っています。
では、今年はどんな年か。
そこで今年は「進化の年」としたいと思います。

どんなに立派な企業でも、同じ状態が続くことはありえません。
何百年と続いている老舗企業は、挑戦し革新しているからこそ伝統を守ることが出来ます。
立派な企業理念があり、競争力のある製品を持っていたとしても、変わらなければ色褪せていくのが宿命です。
我々のように蓄えのない弱小企業は現状に甘んじていれば直ぐに時代から取り残され、一気に厳しい状態になることは想像に難くありません。
そうならない為にも、今の小成功に満足することなく更なる成長を目指し進化していく必要があるのです。

また、「進化」にはスピードと実行力が不可欠であると認識しています。
過去の遺産にしがみつくことなく「新しい仕組み」を作り出すことが重要です。
会社が新しいステージに立つには、それ相応の作り直しが必要なのです。
人は変化に弱い動物だと言われていますが、だからこそ自ら変化できる企業や人には競争力があるのでしょう。
しかし、変化を拒まない組織や人にも弱点があります。
それは、うまく行っているように見えるときほど、危険なのです。

現在の我社は、ピンチの種を蒔いている状態にあると認識しています。
それは、少しばかり売上が上がったことによってマスコミをはじめ取引先など様々な人にチヤホヤされ、
徐々に足元を見失いがちになる可能性が高いからです。
そうなると気が緩み組織全体としての競争力が落ちてきます。
いつの時代もどんな業種もこればかりは不変の法則のようです。
だから、どんな時も危機意識を忘れずに挑戦し続ける覚悟が必要なのです。
現状に慢心することなく、進化し続けられる組織でありたいと強く願います。

我々の目標はまだまだ遠く先にあります。
まったく新しいメガネを世の中に提案し「あたらしい、あたりまえ」を作り出し、世界中のメガネがJINSになっていく。
そんな夢のような世界を作り出したいと思っているのです。
出来るか出来ないかはわかりません。
しかし、出来る出来ない以上に重要なことは目標を高く持ち挑戦し続けることなのです。
我々がメガネの歴史を変えていきましょう。
皆さん、よろしくお願いいたします。

--------------------

以上が、私から社員に送ったメッセージです。

昨年度、JINSは飛躍のきっかけを得た、大変重要な年でした。
その点では、店舗、本部問わず、この成長を支えてくれたスタッフには、
大いに感謝をしたいと思っています。

しかし、今の私に満ちているのは、達成感といったものでは全くなく、
それと対極にある、「期待感」と「危機感」です。

期待感なき危機感は、組織を暗くします。
しかしながら、危機感なき期待感もまた、組織をダメにします。

弊社はようやく、スタートラインに立ったところです。
その意味では、今年からの更なる「進化」に、期待で胸がいっぱいです。

一方、うまく行っているように見えるときにはじまる「ピンチの種」に、
私は既に気づいています。危機感でいっぱいです。

この両極端の想いを抱えながら、
2013年を素晴らしい年にしていく覚悟です。

皆さん、本年もよろしくお願いします。

※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。