JINS JINS PARK

今、僕が思う事

グローバルへの決起

2024.10.03

先日、5地域、800人以上のメンバーが一堂に会する年に一回の「JINS KEKKIKAI(決起会)」が行われました。

私たちは、「メガネ」という事業ドメインを「見る」に広げてきました。そして今、明確にグローバルを宣言しています。これから世界をもっと明るくできるような会社に成長していきたい、そのためにはみんなとともにすべてのエネルギーを世界中のお客様に注ぎたい。こうしたメッセージを決起会で伝えました。

既に海外に252店舗を出店しているジンズですが、これまでの延長線上でグローバルを考えてはいません。以前このブログ(https://jinsholdings.com/jp/ja/ceoblog/20240221/)でお伝えしたように、ゼロベースから考え抜いたコンセプト、そして強くなったチームで臨んでいます。その最初の一歩ともいえるフラッグシップ店舗を近々、LA人気のスポットであるアボットキニーでオープンします。

しかし、私たちはグローバルという大きな目標に対して、野心とともに謙虚さも持ち合わせる必要があります。そのためには、私たちよりもはるかに早く、はるかに大きな商売をしている大先輩に学びたいと考えました。そこで、サントリーホールディングス株式会社の新浪剛史社長にお願いし、決起会でのご講演と私との対談をお引き受けいただきました。

三菱商事、ローソン、サントリーという日本を代表する企業で世界を相手に勝負してこられた新浪社長だからこそ語れる迫力のあるお話は、私だけでなく、参加したメンバーに大きなインパクトと学びを与えてくださいました。中でも印象的だったのは、そういったトップクラスの企業でも、海外に出て活躍する人たちは必ずしも海外経験がある人たちばかりではない、というお話です。国内で活躍しているバリバリの若手リーダー候補を説得し、手を挙げてもらい、海外にチャレンジしてもらう、ということの連続だったとのことです。ゼロから海外に飛び込み、現地に合わせるべきところ、日本のイニシアティブを譲ってはいけないところなどの勘所を学びながら、リーダー人材として大きく成長していくとのことでした。

ジンズのメンバーたちも最初は、「大企業の海外事業で活躍する人は、留学や海外勤務経験が豊富で、グローバル志向の強い特別な人たちなのだろう」と考えていたようなのですが、その先入観を覆されるお話でした。そう考えると、私たちには不足と同時に成長余地も大いにあります。国内で活躍する多くのメンバーから「グローバルに挑もう」という意欲をもっと引き出し、そうしたメンバーに世界で大活躍する機会を提供したい、私自身、そう気持ちを新たにしました。

これまでの決起会で、今回ほどグローバルの熱量が高まった会はありません。ですが、まだまだこれからです。実際のグローバル展開とともに、ワクワクしながらこの熱量をさらに高めていくつもりです。

※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。