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今、僕が思う事

ビジョンとオフィス (日経ニューオフィス賞にて「経済産業大臣賞」を受賞しました)

2015.08.31

先日、弊社の東京本社(JINS Global Head Office)が「第28回 日経ニューオフィス賞」にて、最高峰の「経済産業大臣賞」を受賞しました。

この「日経ニューオフィス賞」は、オフィスのデザインだけでなく、オフィスが社員同士のコラボレーションを促進し、知的生産性を向上させることに寄与しているかを審査されるものです。

社員が働き、お客様が来社されるオフィスには以前からこだわりを持っていますが、このような形で認められたことをとても嬉しく思います。

といいますのも、オフィスを単体で設計したわけではなく、ブランドビジョンを体現することを目的としてデザインした結果だからです。今回このような賞を頂けたのも、単に内装が綺麗であるとか、特徴的であるといった理由なのではなく、企業活動全般に通じる「ブランドビジョンとの整合性」がポイントだったのではないでしょうか。

JINSのビジョンであるMagnify Lifeの、Magnify(マグニファイ)は拡張する・拡大するという意味を持ちます。そして、ビジョンを支えるAttitude(姿勢)として、JINSが求める人物像と資質を3つの言葉で表現しています。

・Progressive(先進的な)
・Inspiring(インスパイアする)
・Honest(誠実な)

私は企業活動すべてに、これらのビジョンや姿勢を反映させたいと考えています。

そこで、オフィスのコンセプトを、

Magnifying OPEN SPACE
社員の才能・感性とチーム力を拡大させる。

にしました。
そしてすべてにおいて3つのAttitudeと連動させて設計を行いました。

■ Progressiveな働き方が出来ること

ほぼ全員がフリーアドレスを使用し、さまざまな職種のメンバーが交流できるようにしてあります。しかも、自席のまわりですぐに打ち合わせができるようなミーティングスペースやガラス張りの会議室を完備しています。上の写真にあるソファーや立ちミーティング用のテーブルもそうですが、フリーアドレスでも簡単な打ち合わせに十分な席数を用意しており、同時多発的にどこでもコラボレーションが湧き起こる仕組みにしています。

■ Inspiringな働き方が出来ること

LIBRARY、CAFEといった、テーマのあるスペースを設けることにより、社員の才能や感性を引き出すことを狙っています。上の写真の場は、社内で「サル山」と呼ばれていて(笑)、しょっちゅう意見交換会や勉強会が行われています。

無機質になりすぎないよう、要所にアートも取り入れ、感性を刺激します。

■ Honestな働き方ができること

透明性を重視しています。オープンであることを大切にし、徹底的なガラス張りの空間による、社員同士の見える化・見せる化を図っています。私の社長室も完全にガラス張りです。扉が開いていればいつでも入室していいということにしています。

オフィスについては、私自身も構想段階から、実際の設計段階まで、かなり深く関わりました。

私は、決してビジョンを掲げっぱなしにしたくはありません。そのためには、社員が日々過ごすオフィスに、いかにメッセージを込めるかはリーダーとしての重要な役割だと考えました。

その甲斐あって、社員からも好評です。イノベーションが加速する土壌が、オフィスという点でも整ったという手ごたえがあります。

※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。