今、僕が思う事
Think Labというチャレンジ
この度、私たちは、「世界一集中できる環境」としてThink Lab(シンク・ラボ)というワーキングスペースを立ち上げました。
まずはイメージをご覧いただければと思います。
Think Labは入り口から非常に計算されています。集中に入るには、緊張からリラックスの流れが必要であり、入り口からワークスペースにたどり着くまでの道は暗く、最適な緊張が得られるように設計されています。
ワーキングスペースは、植物の配置や音など、すべてが「最高の集中」を生み出す環境として最適化されています。
私たちは、国内外から最高の机や椅子を取り揃えました。これは、集中して作業をしたいとき、リラックスして発想を広げたいとき、さまざまなシーンごとに、最適な姿勢で仕事ができるために計算しつくされたものを用意しています。
Think Labは、メンバーを募り、月額利用料を頂くという事業モデルであり、アイウエアを製造販売する事業ではありません。今度こそ、「飛び石」なのでしょうか。実は、私はこの事業も、これまでのJINSと密接につながっているチャレンジだと定義しています。
とても意外に思われるかもしれません。
一見、ワークスペースの運営とアイウエアの製造販売ではビジネスモデルが異なりますから。
しかしながら、JINS MEME(ジンズ・ミーム)というメガネ型ウエアラブルデバイスをもとに考えると、すべてがつながります。
2015年に発売したJINS MEMEは、おかげさまで多くの方に使われています。メガネにセンサーを搭載することで、その人の眠気の可能性の推測、集中の度合いなどを測定することができます。個人の方だけでなく、ドライバーの安全を守りたい運送会社さまなど、多くの法人にも導入されています。
そして、JINS MEMEを通じて私たちのもとには、膨大なデータが蓄積されます。どういうときに人は集中力が上がり、そして下がるのか。眠気に襲われるのはどういう条件の時なのか、など。これは、「眼」を測定できているからこそ可能になるのです。スマートウォッチを着用する手首からはそこまでの有益なデータを収集することはできません。あくまでも、大脳の露出機関である眼だからこそ、ここまでの示唆が得られるのです。
眼から得られる貴重なデータを有効に活かし、「"Magnify Life"する一つの方法」として、世界一集中できるワーキングスペースを作ろうというのが、私たちの新たな試み、Think Labなのです。
おしゃれなワーキングスペースは国内、海外含めてたくさんあります。内装がおしゃれであることは、そこで働く人にとってもきっと意味があることでしょう。ただ、私たちはそこに、エビデンスが必要だと考えています。なぜその空間にすると、集中力が上がるのか、という根拠です。
その根拠は、「眼」という最高の身体器官から得られます。
ジンズだからこそやる意味がある、いや、ジンズでなければできない、と考えています。
点と点が、"Magnify Life"というビジョンを中心にしてつながっていくイメージを共有いただけましたでしょうか。
このチャレンジは、始まったばかりです。
私自身、とてもワクワクしています。
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