採用メッセージ

自分自身が変わることから始まる
「あたらしい、あたりまえ」

いまのジンズは正真正銘の「変革期」

みなさんはジンズにどのようなイメージをお持ちですか。私は面接で候補者の方々とお話させていただくことがあるのですが、私たちに興味を持ってくださっているからか、「優良企業」「先進的」といったイメージをお持ちいただいていることが多いように感じます。確かにそう見える側面もあるかもしれません。ただ、敢えて私たちジンズ自身に対して厳しいことを伝えたいと思います。いまのジンズは「本当の変革期」です。変わりたい、ではなく、変わらなければいけないといったほうが良いのかもしれません。
私は、主に商品・マーケティングを担当しています。ジンズは製造小売(SPA)というビジネスモデルをもとに、「オールインワンプライス」「エアフレーム」「ブルーライトカット」といった新しいサービス、体験やプロダクトを立て続けに創造して市場を開拓してきました。こういったことについては自社のことながら誇りも持っています。一つ成功させることも難しいことですから、続けて複数の成功を実現させたことは会社の成長に大きく寄与したと思います。ただ、こうしたビジネスモデルやプロダクトの強さを得たことで、それらを生み出し続ける社内体制や組織といった点についてはそれほど進化しないままにやってきたともいえます。だからこそ今、本当に変わらなければいけないと考えているのです。

海外も含めた特大のポテンシャル

一方で、市場は本当に魅力的です。さまざまな業界で改良改善や破壊的イノベーションが起こっていますが、メガネについての顧客体験はまだ大きく変わってはいません。顧客体験のイノベーションが手つかずのまま残っている市場なのです。しかも、メガネ市場というのは世界でも特殊性があります。たとえばヨーロッパでは一部の国で保険適応対象になっていますが、アジアではそういった法律や保険の障壁は少なく、日本のビジネスモデルをそのまま展開できる余地が大きくあります。日本で築き上げてきた強みが大いに活かせる場がまだまだあります。私たちがグローバルで勝てる可能性は大いにあります。つまり、ジンズには特大のポテンシャルがあるのです。国内でしっかりと基盤を作り、お客様にとって本当に価値のあるものを提供できる組織を築きながら、さらにグローバルで勝負したい。そう考えています。

赤字事業の修羅場で知った、商売の面白さと仲間の大切さ

ここで少し、私自身のお話をさせて頂きます。私は家業の影響もあって将来は何かしら商売をしたいと思っていました。そのため、多くの中小企業の実態を肌で感じ学べることを期待して、大学卒業後、大手都市銀行に就職しました。支店の渉外担当として中小企業の経営を間近で見られる好機ではありましたが、融資よりも商売そのものをやりたいという想いが強くなり、銀行を退職しました。アパレルで起業すべく服飾の専門学校で学びましたが、マーケット環境を見て「今ではない」と判断しました。そんな時、ちょうどジンズ(当時は株式会社ジェイアイエヌ)のなかで赤字続きだった雑貨事業部を子会社化する話があり、そこに参画することにしました。
当時のジンズはエアフレームが大ブームで、店舗数は急拡大し、ECも好調という破竹の勢いでした。その一方で雑貨事業はかなり厳しい状態で赤字が続いていました。私はどうせ事業をやるなら成功させたい、一緒に事業をやる人たちと、良い経営状態にしたいと思っていました。結果的に黒字化に成功したのですが、いま振り返るとカギは本当に「人」でした。当時、赤字の雑貨事業にいながら、腐ることなく、会社のことが大好きで、誰よりも強い熱意を持って頑張っているエリアリーダーがいました。「この人を中心に事業を変えよう」と考え、その人をMD(マーチャンダイジング)責任者にして裁量を与えました。そうしたところ、現場が劇的に変わっていったのです。熱量を持って率いるリーダーを現場に据え、私の役割はフォローすることに変えていきました。赤字事業での葛藤経験と、黒字化の成功体験を経て、私はやはり商売は面白いものだと思うようになりました。そしてそのカギとなるのはやはり「人」であり、仲間の大切さを強く感じたのもこの経験からでした。

次のジンズを創るのは、強い熱意とワクワク感を持った人たち

最初にお伝えした通り、ジンズはこれまでにない「変革期」を迎えようとしています。組織を強くし、体制をアップデートしていくことで大きく進化をしていきたい。アップデートといっても、ITやデジタルの活用といった話はもちろんのこと、SPAモデルによる調達から生産、流通、販売までのさらなる最適化や、本格的なグローバル展開という可能性まで考えると、大きな伸びしろがあります。
そして今のジンズのように、会社が大きく変わるときにご入社いただく方には、大変だけれどやりがいがあり、ご自身のキャリアにとっても大いに価値ある経験をしてもらえるに違いありません。直近で起こしたい変化の一つは、たとえば「新たな購入体験」の創出です。飲食チェーンなどが多様な体験価値を生み出しているのに対して、メガネの「購入体験」は大きくは変わっていません。ECの取り扱いは増えましたが、店舗での購入ということでは相変わらず自宅から一番近いメガネ店が選ばれているのが実態です。そうではなく、多少遠くてもJINSがいい、JINSで買いたいと思ってもらえるような購入体験を創りたい。またグローバルも展開スピードを加速させたいと考えています。こうしたチャレンジを、業界でトップを走りたいと考えている熱意のある方や、変化に前向きで意欲的な方と創っていきたいのです。また、B2Cならではの顧客とのつながりは、趣味に熱中するようなワクワク感を得ることができます。ファッションが好き、ゲームが好きなど、何でもよいので「好きな気持ち」をエネルギーにして、JINSのお客様に展開していけると良いと考えています。自分が直接店頭に立たなくても、その人の職務を通した自己表現がお客様とのつながりなのです。私は事業を変えるのは「人」だと心の底から思っています。
ぜひ、今だからこそ、一緒にやりませんか?

株式会社ジンズホールディングス 取締役副社長
株式会社ジンズ 代表取締役社長
田中 亮

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